保安林の評価
保安林とは、森林法などの法律により、伐採について制限が設けられている立木のことです。保安林の評価とは、その伐採制限のある立木の評価のことであり、立木が植わっている土地(林地)の評価ではありません。
保安林の評価方法
保安林の評価方法は、次のとおりです。通常どおりの立木の評価額に、制限に応じた減額をする方法となっています。
- その立木の評価額 × (1−A)
- Aは次のとおりです。
- 法令による制限 A
- ・一部皆伐 0.3
- ・択伐 0.5
- ・単木選伐 0.7
- ・禁伐 0.8
保安林の計算例
立木の評価額:3,500万円、禁伐の場合
3,500万円 × (1−0.8) = 700万円