立木の評価
杉・ひのきなどの立木は、木の種類や樹齢などごとにまとめて評価します。
※被相続人が山林を所有する場合の相続税の申告では、林地(土地)と立木は別々に評価してそれぞれ申告することになります。
立木の評価方法
杉、ひのき、松、くぬぎ及び雑木の主要樹種は、都道府県ごとに標準価格が定められています。立木の評価は、その標準価格にその山林はどの程度肥えているか(地味級)、どのくらいの密度で木が植えられているか(立木度)、伐採した立木の搬出は容易か(地利級)の3つの要素を掛け合わせて評価します。
立木の計算式は次のとおりです。
地味級(地味の肥せき)、
主要樹種の森林の × 立木度(立木の密度)及び × その山林の面積
立木の標準価額 地利級(立木の搬出の便否)
に応じて求めた割合
立木の計算例
- (設定)
- 山林の面積:5,000u(0.5ha)
- 樹種:ひのき
- 樹齢:30年
- ひのき・30年・5,000uの標準価格(1ha当たり):191,000
- 地利級:3級1.0
- 地味級:上級1.3
- 立木度:密1.0
- 総合等級:1.3
- (計算例)
- 191,000円 × 1.3(総合等級) × 0.5ha = 95,500円
※樹種ごとの標準価格、地利級・地味級・立木度等の数値については、国税庁ホームページでお調べください。
※総合等級は、地利級・地味級・立木度を掛け合わせたものです。